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宗教という離乳食

海外のニュースやいろんな話題を見ていると、
宗教がらみの問題が多いように思えた。
この日本という無宗教というか宗教ごった煮というか、
なんとも信心深さの無い国に生まれ、育った身としては、
どうにも彼らの原動力のようなものがわからない。

私個人の意見としては、先進国に宗教は必要ないと思う。
あれは社会を一方向に纏めるための指針であったり、
犯罪を起こしにくくする効果を狙ったストッパーであったり、
道徳心に近いものを持たせるための道具であったり、
飢えなどの苦しみに耐えるための拠り所であったりする。
これらは、全て『教育』と『法律』で代替可能だ。

神の存在を信じるなとは言わないが、
それを社会の基盤にしてしまうのは危険だ。
世界の歴史に宗教戦争というものがどれだけ起こってきたか、
それを見るだけでもわかる。
日本人の大多数は、「神様に見られているから」なんて思わなくても、
純粋に道徳心で行動できる。
悪いことをするのは良心が咎めるし、
良いことをするのは気持ちの良いことだ。

「地球は人類のゆりかごだ
だがゆりかごで一生を過ごす者はいない」
という言葉がある。
これは、「宇宙旅行の父」と言われる、コンスタンチン・ツィオルコフスキーの言葉。
分野は違えど、宗教にも同じことが言えるのではないかと思う。
宗教とは、その国の社会がある程度完成されれば必要なくなる、
いわば離乳食のようなものだ。

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